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【2025年最新】YouTubeショート収益化する方法とは?条件の難しさ・収益額の目安を徹底解説

YouTube広告 動画制作・映像制作
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監修者
代表取締役 松尾

YouTube Shortsの急成長により、短尺動画を活用して収益を得る個人・企業が急増しています。しかし、通常のYouTube動画と異なり「どのように収益化されるのか」「広告はつくのか」「収益額はどの程度か」など、具体的な仕組みや条件はまだ理解されにくいのが現状です。

特に企業やクリエイターがマーケティング施策として取り組むには、仕組みや収益の実態をしっかりと把握しておくことが欠かせません。

この記事でわかること

  • YouTubeショートで収益が発生する仕組みと最新の収益化条件
  • ショート動画で広告収益以外のマネタイズする方法
  • 10万再生・100万再生・1000万回再生で稼げるのは8,000円~800,000円が目安
  • 収益化を始めるための具体的な4つの申請ステップと注意点
  • 再生数が伸びるショート動画に共通する「3つの法則」

本記事では、YouTube Shortsの収益化方法や条件、報酬額の目安、収益を最大化するポイントなどを詳しく解説します。

他にもTikTok、Instagram Reels、LINE VOOMなど各SNSでの収益方法について知りたい方は以下の記事も参考にしてみてくださいね。

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目次

収益化を実現するための2つの参加条件【2025年最新】

YouTubeショートで収益を得るには、YouTubeパートナープログラム(YPP)への参加が必須です。その参加条件は2つあり、どちらか一方を満たす必要があります

  • ①チャンネル登録者数: 1,000人以上
  • ②過去90日間の有効な公開ショート動画の視聴回数が1,000万回以上
  • ②または過去12ヶ月間の有効な公開動画の総再生時間が4,000時間以上
    • 注意点:ショート動画の再生時間は、総再生時間4,000時間の条件にはカウントされません。

1つ目は「チャンネル登録者数が1,000人以上、かつ直近12ヶ月間の有効な長尺動画の総再生時間が4,000時間以上」。2つ目は「チャンネル登録者数が1,000人以上、かつ直近90日間の有効なショート動画の視聴回数が1,000万回以上」です。

引用:YouTube パートナー プログラムの概要と利用資格

条件1:チャンネル登録者数「1,000人」の壁

YouTubeで収益化を目指す際、最初に立ちはだかるのが「チャンネル登録者数1,000人」の条件です。これはショート動画に限らず、すべての収益化に共通する基準となります。

以前はこの数字に到達するのはハードルが高いとされていましたが、ショート動画の拡散力が状況を大きく変えました。1本のショートが数万〜数十万回再生され、そこから一気に登録者数を伸ばすケースも少なくありません

大切なのは、一貫したテーマとクオリティのある動画を継続的に投稿すること。「このチャンネルなら、次も面白そう」と感じてもらえる流れをつくることが鍵です。まずは1,000人を目指し、土台をしっかり築きましょう。

条件2:「ショートで1,000万回再生」か「通常動画で4,000時間視聴」

基準は2つあり、どちらか一方を達成すればOKです。1つ目はショート中心のチャンネルに向いた条件の「直近90日間で、ショート動画の総視聴回数が1,000万回以上」。もう1つは「直近12か月で、公開動画の総再生時間が4,000時間以上」。通常動画を地道に投稿してきた場合はこちらが有利です。

どちらを選ぶかは、自身のチャンネル運営スタイルに合わせて判断しましょう。アルゴリズムによる拡散を狙って一気に1,000万回を目指すか、堅実に再生時間を積み上げるか。自分に合った戦略を見極めることが収益化の近道です。

見落としがちな「ガイドラインと運用ルール」

登録者数と再生数の条件を満たしていても、それだけで収益化が承認されるわけではありません。YouTubeが定める各種ポリシーに適合していることが前提となります。

たとえば、他人の映像を編集しただけの「再利用コンテンツ」は対象外ですし、暴力的・差別的な表現が含まれている動画もアウト。これらは「チャンネル収益化ポリシー」「コミュニティガイドライン」、そして「AdSenseプログラムポリシー」で定められています。

また、収益化申請時にチャンネルに違反警告がないことや、2段階認証が設定されていることなど、細かな条件も見逃せません。申請前には、必ず公式ポリシーを確認し、自分のチャンネルがルールに沿っているかチェックしておくことが重要です。

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気になる収益額は?再生回数ごとの目安と計算方法

収益化を目指す上で最も気になるのが、「実際、どれくらい稼げるのか?」という点でしょう。ショート動画の収益は「RPM(Revenue Per Mille)」という指標で測られますが、その単価はジャンルや視聴者の属性によって大きく変動します。

①1再生あたりの収益単価は平均0.05円〜0.1円が目安

多くのクリエイターの報告やデータを総合すると、現在のYouTubeショートの1再生あたりの収益単価は、おおよそ0.05円から0.1円程度が目安とされています。これは、通常動画の収益単価(平均0.1円〜0.5円程度)と比較すると低い水準です

しかし、ショート動画は再生回数が伸びやすいという大きなメリットがあります。1本の動画が数十万回、数百万回と再生されることも珍しくないため、再生回数を積み重ねることで、まとまった収益を得ることが可能です。この単価はあくまで目安であり、前述のRPMの変動要因によって上下することを理解しておきましょう。

②【シミュレーション】10万再生・100万再生・1000万回再生でいくら稼げる?

では、具体的な再生回数で収益をシミュレーションしてみましょう。仮に1再生あたりの単価を平均的な「0.08円」と設定します。

  • 10万回再生の場合: 100,000回 × 0.08円 = 8,000円
  • 100万回再生の場合: 1,000,000回 × 0.08円 = 80,000円
  • 1,000万回再生の場合: 10,000,000回 × 0.08円 = 800,000円

このように、1,000万回再生を達成すれば、大きな収益が見込めます。収益化条件である「90日間で1,000万回再生」をクリアする頃には、ある程度の収益基盤が築けている計算になります。まずは100万回再生を目標に、ヒット動画を生み出すことを目指しましょう。

広告だけじゃない!YouTubeショートの多様なマネタイズ戦略

(編集部作成)

YouTubeショートの収益は、広告収益分配だけが全てではありません。熱心なファンを獲得できれば、さらに多様な方法で収益を得ることが可能です

視聴者から直接支援を受ける「スーパーサンクス」の活用法から、企業とのタイアップ、さらには自社商品やサービスへの誘導まで、あなたのチャンネルの可能性を最大限に広げるための戦略を解説します。

1.視聴者からの直接支援を収益化(スーパーサンクス活用)

スーパーサンクスは、視聴者がクリエイターに直接「投げ銭」という形で支援できる機能です。視聴者は、気に入ったショート動画に対して数百円から数千円の範囲で任意の金額を送ることができます

この機能を利用するには、YouTubeパートナープログラムに参加していることが条件です。動画が「面白かった」「役に立った」と感じた視聴者の感謝の気持ちを、直接収益に繋げることができます。ファンとのエンゲージメントが高いチャンネルほど、大きな収益源になる可能性があります

2.企業タイアップでスポンサー収入を得る

チャンネルに一定のファンがつき、専門性や影響力が高まると、企業から商品やサービスの紹介を依頼される「企業案件(タイアップ動画)」のチャンスが生まれます。

ショート動画は拡散力が高いため、企業のプロモーション媒体として非常に魅力的です。案件を獲得するには、まず自分のチャンネルの専門分野を明確にし、質の高いコンテンツを発信し続けることが大前提です。

3.アフィリエイトで商品紹介収益を得る

アフィリエイトとは、視聴者が専用リンク経由で商品を購入した際に、その売上の一部がクリエイターの報酬になる仕組みです。例えば、料理チャンネルであれば調理に使用した便利な調理器具のECサイトへ、ガジェット紹介チャンネルであればレビューした商品のAmazonリンクへ誘導することが可能です。

ショート動画で興味を引き、コメント欄やプロフィールページのリンクから販売ページへ繋げるのが一般的な手法です。この方法は、特に自社製品を持つ企業アカウントにとって、認知拡大から売上向上までを直結させる強力なマーケティング手法となります。

収益化の申請から承認まで!具体的な設定4ステップ

(編集部作成)

収益化の条件をクリアしたら、次はいよいよ申請手続きです。ここでは、YouTubeパートナープログラム(YPP)への申し込みから、ショート動画の収益化モジュールを有効にするまでの具体的な手順を、初心者にも分かりやすく4つのステップで解説します。

STEP1:YouTubeパートナープログラム(YPP)の参加資格を再確認する

申請を始める前に、まずはYouTube Studioで収益化の参加資格を満たしているかを最終確認しましょう。YouTube Studioにログインし、左側メニューの「収益化」をクリックします。

このページには、チャンネル登録者数と、長尺動画の総再生時間またはショート動画の視聴回数の進捗状況がグラフで表示されています。全ての条件が緑色のチェックマークで「達成」と表示されていれば、申請に進むことができます。まだ条件を満たしていない場合は、「メールで通知を受け取る」ボタンを押しておくと、資格達成時にYouTubeから通知が届くので便利です。

STEP2:基本条項とAdSenseへの関連付けを行う

参加資格を満たすと、「収益化」ページに「申し込む」ボタンが表示されます。これをクリックすると、申請プロセスが始まります。最初のステップは「基本規定の確認」です。YouTubeパートナープログラムの契約内容をよく読み、同意します。

次に、Google AdSenseアカウントとの関連付けを行います。AdSenseはYouTubeからの収益を受け取るために必須のサービスです。既にアカウントを持っている場合は既存のアカウントを関連付け、持っていない場合はこのプロセス中に新規で作成します。氏名や住所などの情報を正確に入力することが重要です。

STEP3:チャンネルの審査を待つ(審査期間と注意点)

AdSenseアカウントの関連付けが完了すると、チャンネルは自動的にYouTubeの審査プロセスに入ります。この審査では、チャンネルがYouTubeの収益化ポリシー、コミュニティガイドライン、著作権ポリシーなどを遵守しているかが人間によってチェックされます。

審査期間は通常1ヶ月程度とされていますが、場合によってはそれ以上かかることもあります。審査中は、ポリシー違反となるような動画をアップロードしたり、チャンネル内容を大幅に変更したりすることは避けましょう。審査状況は「収益化」ページで確認できます。

STEP4:ショート動画の収益化モジュールを有効にする

無事に審査に承認されると、YouTubeからお祝いのメールが届きます。YPPへの参加が完了したら、最後にショート動画で収益を得るための設定を有効化する必要があります

再びYouTube Studioの「収益化」ページにアクセスし、「ショートフィード広告」という項目を探します。「利用を開始する」をクリックし、表示される「ショート動画収益化モジュール」の規約に同意して有効化します。この設定を完了することで、あなたのチャンネルのショート動画が広告収益分配の対象となり、再生回数に応じて収益が発生し始めます。

YouTubeショートの収益化ってどういう仕組み?

Shortsの収益化はこんな感じ
  • POINT①Shorts全体とShorts間の遷移をクリエイタープールという
  • POINT②貢献度による割り当て
  • POINT③最終的に受け取れるのは「45%」

YouTubeショートの収益化は、通常の動画とまったく異なるロジックで運用されています。ショート単体に広告がつくのではなく、ショート全体の広告収益を“貢献度”に応じて全クリエイターで分配する仕組みです。

音楽利用による収益減算の仕組みや、分配基準、最終的な取り分の算出方法まで、知っておくべき収益化の全体像を丁寧にお伝えします。

①広告収益はどこへ?「クリエイタープール」の仕組み

YouTubeショートの広告は、ショート動画の合間に表示される「ショートフィード広告」から発生します。そこから得られた月間収益は、まずすべてを一括で集めてひとつの“財布”(プール)にまとめます。

ここから最初に差し引かれるのが、動画内で使われた音楽のライセンス料。残った金額が「クリエイタープール」となり、全クリエイターに分配される原資となります。たとえば音楽を1曲使った動画は、その収益の50%が音楽提供者に支払われ、残りがプールへ。音楽を使わない動画ほど、収益配分上は有利になるのが特徴です

②あなたの貢献度が収益に直結する割り当てのルールとは?

クリエイタープールの金額が確定したら、いよいよ各クリエイターへの配分が始まります。ここでの評価基準は「国ごとの再生回数のシェア」です。

たとえば日本で再生された収益対象ショート動画全体のうち、自分のチャンネルが5%の再生数を占めていれば、プールされた金額の5%があなたに割り当てられます。重要なのは、この段階では音楽の使用有無は関係なく、純粋な再生回数の貢献度で評価されるという点。つまり、再生数をどう伸ばすかが最大の勝負どころになります。

③最終的に受け取れるのは「45%」

配分された収益の全額が手元に入るわけではありません。最後に、YouTubeとの収益シェアが適用されます。ショート動画の場合、クリエイターに支払われるのは割り当て額の45%。これは音楽の有無にかかわらず一律です

たとえば、10,000円分の収益が割り当てられた場合、実際に受け取れる金額は4,500円になります。収益はYouTube Studio内に推定収益として表示されますが、パートナープログラムへの参加が完了していないとカウントされないため、条件を満たしたら速やかに手続きを済ませておきましょう。

④ポリシー違反に注意!対象外になる再生回数も

すべての再生回数が収益対象になるわけではありません。映画のワンシーンやテレビ番組などの無断転載、著作権を侵害したコンテンツ、あるいは自動ツールで不正に操作された再生などは無効とされます。

さらに、暴力的・差別的な内容など、YouTubeの広告ポリシーに適さない動画も対象外です。これらは単に収益が得られないだけでなく、チャンネル停止のリスクもあります。安心して収益化を進めるには、ガイドラインを守ったオリジナルコンテンツを継続的に作ることが前提です。

再生数が伸びるショート動画に共通する「3つの法則」と動画制作のコツ

YouTubeショートを活用して成果を出すには、ただ動画を投稿するだけでは不十分です。再生数を飛躍的に伸ばすためには、アルゴリズムの仕組みを理解し、ユーザーの行動に基づいた設計を行う必要があります

①トレンドを味方にする「音源とネタの見つけ方」

YouTubeショートの再生回数を大きく伸ばすには、トレンドを的確に取り入れることがカギです。流行っている音楽やチャレンジ企画に乗ることでアルゴリズムによって動画が拡散されやすくなる傾向があります

また、TikTokやInstagramなど他のショートプラットフォームで流行っている企画を、自社向けにアレンジして活用するのも効果的です。ただし、ただの“真似”ではなく、自社のブランドや発信テーマと掛け合わせ、独自性を持たせることが成功のポイントです。トレンドの早期キャッチと自社らしさの融合が、アルゴリズムに乗る近道になります。

②視聴維持率を上げるための「テンポ設計と編集術」

再生数が伸びる動画には、「最後まで見られる構成」が必ずあります。視聴維持率を高めるには、編集テンポの工夫が不可欠です。たとえば、2〜3秒ごとにシーンを切り替える、テンポよくテロップや効果音を挿入する、画面に動きをつける(ズームやパン)など、視覚的な変化を意識することで視聴者を飽きさせません。

さらに、動画を間延びさせないためには、不要な間や説明を省き、情報密度を高めることも重要です。サイレント視聴ユーザーを意識して、内容がすべて字幕でも伝わる構成にするのも基本です。

③ショートに最適な「タイトルとハッシュタグ戦略」

再生されるショート動画には、必ず“見つけられる工夫”が施されています。タイトルには動画の魅力を一言で伝えるキャッチコピー的要素を入れ、「続きを見たくなる」表現にすることがコツです

たとえば「意外な落ちに驚く」「3秒でわかる」「〇〇する人必見」など、視聴者の興味を引くフレーズが効果的です。ハッシュタグはビッグキーワード(#料理)・ミドルキーワード(#簡単レシピ)・独自タグ(#〇〇食堂)を組み合わせ、必ず「#shorts」を入れることでショートとして認識され、フィードで露出されやすくなります。

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代表取締役 松尾
監修者

2019年より独学で動画制作を経験したのち、大手マーケティング会社、フリーランスのクリエイターを経て株式会社ScaleXの代表を務める。様々なジャンルのディレクター経験を活かし、動画制作や動画マーケティング、YouTubeやTikTokに関する情報を分かりやすく発信していきます。

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