「自社の動画を作りたいけど、どんな種類があるの?」
「どんな動画を作ればいい?」
動画制作を始めて行う方はそのような疑問を抱えているかもしれません。
今回は、動画制作のプロが動画・映像の種類と特徴、選び方について解説します。
この記事で解決できるお悩み
- 動画や映像にはどんな種類があるのかを知りたい
- それぞれの動画の特徴を知りたい
- 自社に合った動画の選び方を知りたい
目次
動画の種類は大きく分けて3つ
動画・映像は、大きく分けて以下の3種類に分類されます。
- 実写動画
- アニメーション動画
- 3DCG 動画
実写動画、アニメーション動画、3DCG動画はそれぞれ見た人に与える印象や得られる効果は大きく異なります。
目的に合わせて適切な映像を制作し実際に活用することで、商談の受注率UPや展示会での惹きつけ、認知拡大など大きなメリットを得られるため、まずは映像の種類を理解することが大切です。
次項からは、実写動画、アニメーション動画、3DCG動画それぞれを細かく分けた種類について見てみましょう。
動画の種類1:実写動画
実写動画とは、実際の被写体や景色を撮影した素材を使用して制作する動画です。実写動画の中でも、ビジネスシーンによく用いられる種類を6つご紹介します。
1.商品・サービス紹介動画
商品紹介動画・サービス紹介動画は、実際の商品やサービスを撮影し、魅力を紹介する動画です。
実写にすることで、実物を見せながら紹介できるため、正確な情報や言葉や文章では説明が難しい雰囲気をユーザーに届けられます。具体的な使用例や顧客の声などを取り入れることで、視聴者に直接的な理解を促すことができます。
Webページや紙媒体で紹介するよりも、短時間で分かりやすく伝えられるのが商品・サービス紹介動画の魅力です。
2.会社紹介動画
会社紹介動画は、企業の歴史、使命、ビジョン、業務内容、企業文化などを紹介し、外部の人々に対して企業を理解してもらうための動画です。投資家向けの情報提供にも用いられます。
事業内容や経営理念、社長メッセージなど、自社の強みや伝えたい対象に合わせて構成には工夫が必要です。
たとえば、BtoB向けの場合、事業内容や相手に与えるメリット、企業理念などを詳しく伝えることで新たな取引を生みやすくなります。
一方で、BtoC向けの場合は、事業内容へのこだわりや社長メッセージなどを取り入れることで、企業のイメージアップを図れるでしょう。
3.採用動画
採用動画は、企業が新卒採用者や中途採用者を対象に会社の魅力や働く環境、社員の声を紹介することで、求職者に応募を促す目的で制作されます。企業文化や社員の声なども紹介されることが多いです。
採用動画をうまく活用することで、欲しい人材のイメージを的確に伝えることができ、採用ミスの軽減にもつながります。
4.インタビュー動画
インタビュー動画は、特定の人物やグループに焦点を当て、その人の体験談や経験を直接聞き出し、リアルな共感や驚きを提供する形式の動画です。生の声を届けることで、実際のイメージがつきやすく共感や興味づけを行うことにつながります。
5.研修・セミナー動画
教育や研修目的で使用される動画で、新入社員教育やスキルアップ研修など、特定の知識や技能を社員に伝えるために制作されます。視覚的な学習材料として、理解を深めるのに役立ちます。
特に近年はウェブセミナー(ウェビナー)の需要が増大したこともあり、何度も使いまわせるセミナー動画やウェビナー動画を制作する企業が多くなっています。
6.ブランディング動画
ブランディング動画は、企業や製品のブランドイメージを形成し、強化するために制作されます。ブランドの核となる価値やストーリーを感情的に訴えかけることで、ブランドへの理解と好感を深めることができます。
動画の種類2:アニメーション動画
1.サービス紹介動画
アニメーションを使用したサービス紹介動画は、複雑なサービス内容を簡潔かつ分かりやすく説明するのに役立ちます。アニメーションは、実写では表現しにくい目に見えないサービスのメカニズムや利点を視覚化することができ、強力な伝達手段となります。
2.プロモーション動画
商品やイベントのプロモーション用に制作されるアニメーション動画は、ターゲットとする視聴者に強い印象を残すために使用されます。
動画は視覚的魅力が非常に高く、エモーショナルなストーリー展開やイラストを取り入れることで、視聴者の関心を引きつけ、記憶に残りやすくなります。
3.マニュアル動画
アニメーションによるマニュアル動画は大企業などでよく用いられます。複雑な情報やデータ、プロセスを簡単で理解しやすい形にすることができるため、学習者が新しい概念をより効果的に吸収できるというメリットがあります。
アニメーション動画の種類は大きく4つ
1.モーショングラフィックス
モーショングラフィックスは、画像やテキストなどの静止画に動きをつける手法です。画像やテキストに動きを加えることで、ユーザーにインパクトを与え印象に残りやすくなる効果があります。
YouTube広告や、短時間でインパクトを残したいWeb広告などにおすすめです。
2.ホワイトボードアニメーション
ホワイトボードアニメーションは、白い背景に文字やイラストが加わっていく様子を表現した動画です。Youtubeでこの手法を多く見かける用になりました。
見せたい順に情報を見せられるため、文字だけの場合と比較するとユーザーに伝わりやすいといった魅力があります。
保険やコンサルティング、インターネットサービスなど、無形商品の紹介に向いています。
3.ストップモーションアニメーション
ストップモーションアニメーションは、人形などの物体をコマ撮りし、アニメーション映像のように見せる手法です。粘土を使ったクレイアニメもストップモーションアニメーションの一種になります。
スムーズに進む実写映像と比べ、カクカクとした独特な動きが印象に残りやすく、インパクトを与えられるのが魅力です。
4.手書きアニメーション
手書きアニメーションは、1コマずつ細かく描いた絵をつなげて映像にする手法です。
パラパラ漫画のように、手書きの絵をつなげてアニメーション映像にするため、描き手の世界観をそのまま表現することができます。
動画の種類3:3DCG動画
3DCG(3次元コンピュータグラフィックス)動画は、デジタル技術を用いて三次元のグラフィックを作成し、それを動画として表現する手法です。
3DCG動画は、リアリティが求められるビジュアル表現や、現実では撮影が困難なシーンを表現する際に特に有効です。
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動画の種類と手法の選び方
以上、それぞれの動画の種類や特徴をご紹介しました。次は、動画を制作する場合に動画の種類と手法を選ぶポイントを解説します。
どのような動画が相応しいのかは、以下のポイントを明確化することが大切です。
- 動画制作の目的
- 伝えたいターゲット
- 動画内で伝えたいメッセージ
- 動画を活用する場面
- 予算と納期
動画制作会社に相談する場合は、この情報を確認されることになりますので、事前に社内でポイントを明確にしておくとスムーズです。
動画制作の目的
まずは「何のために動画を作るのか」という動画制作の目的を明確にすることが重要です。
ブランド認知度の向上、製品やサービスの紹介、研修の効率化など、動画制作の目的が明確になると、どのタイプの動画が最適か判断しやすくなります。
また、自分の動画制作の目的に近い動画を参考にすることもおすすめです。
伝えたいターゲット
「誰に届けるのか」という動画のメインターゲットとなる視聴者を特定することもとても需要です。ターゲットが消費者かビジネスか、年齢層、興味関心、地域性などによって、ふさわしい動画の内容やスタイルが変わります。
ターゲットに合わせ内容にすることは、関連性とエンゲージメントを高めるために重要です。視聴者に共感され、理解されやすい内容を選ぶことが、動画の効果を最大化します。
動画内で伝えたいメッセージ
「この動画で何を伝えたいのか」というような動画を通じて一番伝えたいメッセージを定義します。これは、製品やサービスの魅力、会社のミッション、特定の行動を促したい訴求などが含まれるかもしれません。
そして、メッセージをどのようにして効果的に伝えるかが重要です。ストーリーテリング、事実に基づく情報提供、感情的なアピールなど、メッセージの種類によって適切な表現方法を選ぶことが必要です。
動画を活用する場面
「動画をどんな場面で使うのか」と動画を使用するシーンやプラットフォームを考慮することが重要です。企業のWEBサイトに載せる、SNSで拡散する、展示会で流す、内部会議で使用する、タクシー広告で使用するなど具体的な場面を想定しましょう。
動画を活用する場面やプラットフォームによって、それぞれ最適な動画の形式や長さ、解像度などが異なります。例えば、ソーシャルメディア向けには短くてダイナミックな動画が効果的であり、企業のプレゼンテーションではより詳細で情報量の多い動画が求められることが多いです。
これらの要素を総合的に考慮し、目的に最も適した動画の種類を選択することが、動画制作の成功につながります。
予算と納期
また、動画制作を依頼する場合は、「予算」と「納期」を設定することも必要です。予算や納期が曖昧なままだと、動画制作を依頼しても動画制作会社とコミュニケーションのズレが発生し、理想の動画制作のゴールにたどり着けないこともあります。
動画制作会社の事業理解力も大切
以上のポイントをふまえたうえで具体的にどのような動画を制作するのか、そのくらいの予算がかかるのかイメージするためには、まず無料相談することがおすすめです。どの動画制作会社も基本的には無料相談ができるので、動画の種類や費用についてそプロに相談してみてください。
ただし、制作会社によっては単に動画を作ることはできても、「その企業に一番ふさわしい動画」を作ることができるとは限りません。企業の動画制作をする上で動画を作る側の「事業理解力」がとても重要だからです。
ScaleXでは、事業理解を徹底することにこだわり、多くの企業の中期経営計画書や事業計画書まで読みこんでいます。あなたの業界を理解したプロのディレクターが、最適な動画の種類やスタイルを提案します。ぜひ気軽にご相談ください。
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