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動画制作の見積もり相場と内訳項目を徹底解説!注意点や費用を抑えるコツも紹介

動画制作・映像制作
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監修者
代表取締役 松尾

「見積もりを見ても適正価格なのか判断できない」という方も多いのではないでしょうか。適正な見積もりを見極めるためには、動画制作費がどのような要素で構成されているか、どの項目をチェックすべきか、そして費用を抑えるポイントは何かを理解することが重要です。

この記事で解決できるお悩み

  • 動画制作の種類別費用相場一覧
  • 見積もりの主な内訳3項目と費用目安
  • 見積もりでチェックすべき4つの重要な注意点
  • 制作費を抑えるための具体的な3つのポイント
  • 見積もり依頼から契約までの流れ

この記事では、動画制作の見積もりについて、料金相場から内訳の見方、注意すべきポイントまで詳しく解説します。適切な制作会社選びと費用対効果の高い動画制作を実現するために、ぜひ参考にしてください。

種類別!動画制作の見積もり料金の相場早見表

動画制作を依頼したいと思っても、「一体いくらかかるのか?」が分からなければ、検討のしようがありません。まずは、あなたが作りたい動画がどのくらいの費用感なのか、全体像を把握してみましょう。

ここでは、一般的な動画の種類ごとに「尺の目安」「料金相場」「主な用途」を一覧にまとめました。

動画の種類尺の目安制作費用の相場主な用途
サービス紹介動画
1分〜3分20万~200万円Webサイト、営業資料、展示会
会社紹介動画
3分〜5分15万~200万円Webサイト、株主総会、イベント
採用動画
2分〜5分15万~200万円採用サイト、説明会、SNS
ブランディング動画
30秒〜3分20万~500万円CM、Web広告、企業のイメージ向上
インタビュー動画
1分〜5分10万~200万円お客様の声、専門家の解説、社員紹介
YouTube動画
5分〜15分5万~100万円チャンネル運営、コンテンツマーケ

この表の料金は、あくまで一般的な目安です。ドローンでの撮影やプロの役者の起用、CG・アニメーションのクオリティ、企画の複雑さなど、制作の要件によって費用は大きく変動します。正確な金額を知るためには、必ず制作会社から見積もりを取得してください。

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動画制作の見積もりはどう決まる?主な内訳項目

制作会社から提示される見積もりは、専門的な項目が多く、その内容が妥当なのか判断するのは難しいものです。しかし、見積もりの仕組みやチェックすべきポイントを事前に理解しておけば、自社の予算や目的に合った適切な発注が可能になります。

動画制作の費用は、大きく分けて「企画構成費」「撮影費」「編集費」という3つの要素の合計で決まります。動画のクオリティは、これらのどれか一つでも欠けると成り立ちません。

特に、動画の骨子となる「企画構成」は完成物の質を大きく左右する重要な要素です。デザイン的な視点だけでなく、成果につながるマーケティング視点を持って企画を立てられる制作会社を選ぶことが成功の鍵となります。

企画構成費|目安は10万〜30万円程度

動画の目的を達成するためのコンセプト設計やシナリオ作成、絵コンテ制作などにかかる費用です。プロジェクト全体を管理するディレクターの人件費(ディレクション費)もここに含まれます。相場は10万円~30万円程度が一般的です。

よくある内訳項目

  • ディレクション費
  • プランニング費
  • シナリオ作成
  • 絵コンテ作成

撮影費|目安は20万〜100万円程度

実写動画の場合に発生する費用です。カメラマンや音声、照明といった技術スタッフの人件費、機材費、スタジオやロケ地の使用料、モデルや役者のキャスティング費などが含まれます。撮影が大規模になるほど、また使用する機材が高性能になるほど費用は高くなります。相場は20万円~100万円程度と幅があります。

よくある内訳項目

  • 撮影人件費
  • 機材費
  • スタジオ費
  • 出演者費

編集費|目安は15万〜50万円程度

撮影した映像素材をつなぎ合わせ、テロップやBGM、ナレーションなどを加えて一本の動画に仕上げる作業費です。CGやアニメーションなど、高度な技術を要する編集ほど高額になります。ナレーションや音楽素材の費用もここに含まれることが多く、相場は15万円~50万円程度が一般的です。

よくある内訳項目

  • 本編集費
  • CGアニメーション
  • ナレーション
  • 音響効果

動画制作の見積もりでチェックすべき4つの注意点

見積もりは単なる金額表ではなく、その制作会社がプロジェクトをどのように捉え、どのようなプロセスで進めようとしているかを示す設計図でもあります。

契約後の「こんなはずではなかった」という認識のズレや予期せぬトラブルを防ぐために、金額の裏側にある詳細な条件までしっかりと読み解くことが大切です。

ここでは、特に注意して確認すべき4つの重要なポイントを深く掘り下げて解説します。

注意点1|見積もり内訳が明細化されているか

まず基本となるのが、見積もりの項目が具体的かつ詳細に記載されているかという点です。「動画制作一式」や「編集費一式」のように項目が大雑把な見積書は注意が必要です。他社との比較検討が困難な上、最悪の場合は後から「その作業は一式の範囲に含まれていません」と追加費用を請求されるリスクも潜んでいます。

理想的な見積書は、「企画費」の中に「シナリオ作成費」「絵コンテ作成費」、「撮影費」の中に「カメラマン人件費(1名/半日)」「音声スタッフ人件費」「スタジオ使用料(3時間)」といったように、業務内容と数量、単価が明確に記載されています。

内訳が明細化されていれば、予算に応じて「この部分の演出をシンプルにしてコストを抑えたい」といった具体的な相談もしやすくなります。もし提示された見積もりの内訳が不明瞭な場合は、遠慮なく詳細な説明を求めましょう。

注意点2|修正対応の回数や範囲は明記されているか

動画制作において、一度で完璧なものが完成することは稀であり、初稿からイメージをすり合わせるための修正作業は必ず発生します。そのため、無料で行える修正の条件が契約前に明確になっているかは、極めて重要なチェックポイントです。

確認すべきは「回数」と「範囲」の2点です。「修正回数」については、どの程度を「1回」とカウントするのかも確認しておきましょう。「修正の範囲」においても、どの程度の変更までを無料の範囲内として対応してくれるのか、事前に具体例を交えて確認しておくと安心です。

また、無償対応の範囲を超える修正を依頼した場合の追加料金の算出方法(作業時間単価など)も併せて確認しておくと、万が一の際にも安心して依頼できます。

注意点3|納期とスケジュール感が妥当か

提示された納期が、自社の事業計画(新商品のリリース日やキャンペーンの開始時期など)と合っているかを確認するのはもちろん、その納期に至るまでの制作スケジュールが現実的かどうかもしっかりと見極める必要があります。

極端に短いスケジュールは、十分な作り込みができずにクオリティが低下したり、ミスが発生したりする原因となり得ます。見積書と同時に提示されるスケジュール表を見て、各工程に十分な時間が確保されているかを確認してください。特に、依頼者側の確認期間が短すぎると、焦って判断を誤ったり、修正指示が漏れたりする可能性があります。

また、動画制作のプロジェクトでは、予期せぬ事態でスケジュールが遅延することも起こり得ます。万が一スケジュールに遅れが生じた場合の報告体制や、遅れを取り戻すための具体的な対策についても、事前に確認しておくとより安心です。

注意点4|追加費用が発生する条件は明確か

当初の見積もり金額は、あくまで定められた条件の範囲内で作業した場合の費用です。契約書や見積書の備考欄を注意深く読み、どのような場合に「追加費用」が発生するのか、その条件をすべて洗い出して把握しておくことがトラブル回避の鍵となります。

トラブルになり得る典型的な例

  • 撮影が予定時間を超過した場合の人件費
  • クライアント都合による急な仕様変更
  • 無料修正回数を超えた場合の作業費
  • 悪天候で撮影が延期になった場合の再手配費用
  • 制作会社が用意したBGMや映像素材を二次利用する場合のライセンス料

特に著作権や肖像権が関わる費用は見落としがちです。動画に出演したモデルやタレントの契約期間が終了した後も動画を使い続ける場合は、契約更新料という追加費用が発生します。契約書を隅々まで目を通し、不明な点があれば必ず契約前に確認しておきましょう。

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動画制作費を抑えるための3つのポイント

予算内で最大限のクオリティを追求するため、費用を賢く抑えるポイントも知っておきましょう。

ポイント1|素材や撮影場所を自社で用意する

動画内で使用する写真やイラスト、ロゴデータなどを自社で用意できれば、素材費の削減が可能です。また、撮影場所を自社のオフィスや店舗にすることで、スタジオレンタル費を節約したり、社員に出演してもらうことで、キャスティング費を抑えるという方法もあります。

ポイント2|動画の尺や内容をシンプルにする

当然ながら、動画の尺が長くなればなるほど編集費は高くなります。伝えたいメッセージを絞り込み、動画の尺をできるだけ短く、シンプルな構成にすることでコストを抑えることが可能です。撮影も1日で完了するように企画を組むと、人件費や機材費を大幅に削減できます。

ポイント3|アニメーションやフリー素材を活用する

実写撮影には多くのスタッフや機材が必要ですが、アニメーションであれば撮影費がかからないため、総額を抑えられる場合があります。また、BGMや効果音、一部の映像素材などを、著作権フリーの素材や安価なストックサービスで代替することもコスト削減に有効です。

動画制作の見積もりを依頼する流れ

実際に制作会社に見積もりを依頼する際の一般的な流れを解説します。

ステップ1|問い合わせからヒアリング

まずは制作会社のウェブサイトなどから問い合わせを行い、動画制作の目的、予算感、希望納期といった基本情報を伝えます。その後、担当者との打ち合わせ(ヒアリング)で、より詳細な要望や動画のイメージを共有します。

ステップ2|概算見積もりの提示

ヒアリングした内容を基に、制作会社から概算の見積もりが提示されます。この段階ではまだ大まかな金額ですが、複数の会社から概算見積もりを取り、比較検討することで依頼先を絞り込んでいきます。

ステップ3|詳細要件を詰めて正式見積もり

依頼する会社が決まったら、企画の構成案やシナリオなど、より具体的な内容を詰めていきます。制作内容のすべてが固まった段階で、最終的な「正式見積もり」が発行されます。この内容に合意すれば、契約・制作開始となります。

まとめ|動画制作の見積もりを正しく理解して比較しよう

動画制作の見積もりは、種類により5万円〜500万円と大きな幅があり、企画構成費(10万〜30万円)、撮影費(20万〜100万円)、編集費(15万〜50万円)の3つの要素で構成されています。サービス紹介動画で20万〜200万円、会社紹介動画で15万〜200万円が一般的な相場です。

見積もりで重要なチェックポイントは、内訳の明細化、修正対応の回数・範囲、納期の妥当性、追加費用発生条件の明確化です。「動画制作一式」のような大雑把な見積もりは避け、具体的な業務内容と数量が明記されているかを確認しましょう。

費用を抑える方法として、自社素材の活用、動画尺のシンプル化、アニメーションやフリー素材の利用が有効です。特に、業界相場の半額で高品質な動画制作を提供するScaleXのような、1000社以上の支援実績を持つ制作会社を選ぶことで、コストパフォーマンスを大幅に向上させることができます。

成功する動画制作のためには、複数社から見積もりを取得し、金額だけでなく提案内容や制作体制を総合的に比較検討することが重要です。無料相談や企画提案を活用して、信頼できるパートナーを見つけましょう。

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代表取締役 松尾
監修者

2019年より独学で動画制作を経験したのち、大手マーケティング会社、フリーランスのクリエイターを経て株式会社ScaleXの代表を務める。様々なジャンルのディレクター経験を活かし、動画制作や動画マーケティング、YouTubeやTikTokに関する情報を分かりやすく発信していきます。

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